コンセンサスが意味するもの | Essential Education Center

コンセンサスが意味するもの

最近、感染症対策に関するニュースで「コンセンサス」という言葉を耳にしませんか?例えば、「緊急事態宣言の発出には社会的なコンセンサスが必要だ」といった具合に、「合意」「同意」といったニュアンスで使われることがあります。ビジネスシーンでも、この「コンセンサス」という言葉は、いろいろな場面で使われます。この場合、「複数人からもらう合意」「全員の同意」「反対する人がいない」などの意味で使われます。

今回は、このわかっているようで曖昧な「コンセンサス」についてその意味、使われるシーン、重要性などについて考えたいと思います。

「コンセンサス」という言葉の使い方、使われ方

コンセンサスとは、英単語「consensus」をカタカナ読みした言葉です。「コンセンサス」という言葉は概ね、次の3通りの意味で使われるようです。

① 複数人からもらう合意

会議で方針を決める時など、何人かから合意を取り付ける必要がある場合、「複数人からもらう合意」という意味で「コンセンサス」という言葉が使われます。

② 全員の同意

ビジネスシーンで、ある提案に対する先方の答えとして「全員の同意」がないと何とも言えない。Yesの前提は「全員の同意」である。このようなニュアンスで「コンセンサス」という言葉が使われます。

③ 反対する人がいないこと

会議の進め方として、多数決のような「一部に反対意見があってもすすめる」というものではなく、「全会一致で結論を導き出す」場合に「コンセンサス(方式)」という言葉が使われます。

組織開発、人材育成のコンセンサス

「コンセンサス」の3通りの使い方、①複数人からもらう合意〜②全員の同意〜③反対する人がいないこと…という順で、意見の一致の度合いが高くなる≒決まった意見に対する納得感が高いということになるでしょう。

組織開発、チームビルディング、人材育成の場面で、「コンセンサス」は、②全員の同意〜③反対する人がいないことで使われます。③反対する人がいない状態をめざして話し合うが、結果として②全員の同意を得られ、結論が出た…といったような使われ方です。また、多数決をしない話し合い=コンセンサス(方式)で、グループとしてある結論を導き出すといった使い方もあります。

コンセンサス=合意形成の様な使われ方をすることもありますが、「合意形成」の本来の意味は、「意見を一致させること」なので、「〇〇に決まるように、合意形成を図る」と言った感じで使われます。

コンセンサスを日常に

組織開発、チームビルディング、人材育成の場面で、コンセンサスとは、全員の同意を得ること〜反対する人がいないことを表すと書きましたが、組織開発、チームビルディング、人材育成の場面で、「コンセンサス(方式)」での話し合いを経験することはとても重要です。

日常では企業でも、学校でも意思決定の際、時間の制約、対立・衝突の回避などを理由に、多数決で決めることが多いのではないでしょうか?

「コンセンサス」の3通りの使い方、①複数人からもらう合意〜②全員の同意〜③反対する人がいないこと…という順で、意見の一致の度合いが高くなる ≒ 決まった意見に対する納得感が高くなると書きましたが、日常の“多数決”による意思決定に対して、そこに関わる同じ部署のメンバーや学級のメンバーなどは、どれほど納得感があるのでしょうか?

比較対象として、多数決をしない話し合い=コンセンサス(方式)で、グループとしてある結論を導き出すという経験がない場合、「話し合いってこうゆうもの」「納得感?そんなものそもそも感じたことないし、求めてもいない」という事になりかねません。また、全会一致でない以上、そこには少なからず反対、別の意見がある、同意できない…メンバーがいて、その意見は埋もれていきます。

組織開発、チームビルディング、人材育成、学級経営、キャリア教育…いろいろな場面でこの「コンセンサス」を体験することをお勧めします。

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この記事を書いた人

鈴木 浩之(Hiroyuki,SUZUKI)
有限会社エッセンシャルエデュケーションセンター Sales&Promotion担当マネージャー。
大学卒業後、世界的冒険教育機関であるOBSの指導者コースJALT受講、その後、OBSインストラクターへ。OEC、国立青少年教育振興機構、市議会議員等を経て現在に至る。1971年静岡県出身。

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