セルフデザインとは? | Essential Education Center

セルフデザインとは?

最近、「セルフデザイン」と言う言葉が注目されてきています。「セルフデザイン」というと、一般的には、Tシャツを自分でデザインして、オリジナルTシャツを作るようなことをイメージされる方が多いかもしれません。大手のアパレルやファストファッションのコーポレイトサイトでは、簡単に、安価でオリジナルのTシャツが作れます。「世界に一枚だけ、唯一無二のTシャツ」個別最適化の時代にフィットしたサービスだと思います。

これと同じように個別最適化、多様性の時代にあって「セルフデザイン」とは、着るものや持ち物にとどまらず、自分自身の価値観、自分自身の生き方を、自分自身でデザインする=セルフデザインに注目が集まっています。

自分らしさ、個性など、それぞれの価値観や生き方は、これまでも(表面上は)尊重されてはいましたが、実際には「出る杭は打たれる」「長いものにはまかれろ」などの諺が表すように、画一化、規格化、同調、従順などの意識が強かったように思います。

セルフデザインの要素

これまでは、例えば「セルフデザインとは、自分の姿や在り方を、自由にデザインすること」「自己の働き方を主体的にデザインするセルフデザイン力」といった説明や使われ方をしてきました。キャリアデザイン、ライフデザインを含め、自分を取り巻くものとの関係(水平軸)、自分が歩んでいく未来(時間軸)という2軸で「セルフデザイン」は考えられます。

まだ、まとまっていませんが個人的にはここに「物ごとの見方、考え方、思考・哲学」という“視座”という軸がある様な気がしています。客観的・俯瞰的に自分自身や仲間や社会を見たり、そこから物ごとを思考したり、表現・発信、行動することも「セルフデザイン」の重要な軸です。この詳細については、改めて書きたいと思います。

自分を取り巻くものとの関係をデザインする

自分との関係

自分と自分との関係づくりは、セルフデザインの中で最も重要な要素です。自分の価値観を自覚したり、思考や行動の基準、優先順位を理解したり、自分の欲求や本心と真摯に向き合ったりすることで、ブレない自分軸、太い芯が出来上がります。それが、セルフデザインのベースになります。

仲間との関係

学校であれ、企業であれ、志をともにする「仲間」がいるものです。「仲間」という言葉には、仲良し、友達というニュアンスが強く、慎重に扱う必要があります。学校で言ったらクラスメイト全員、企業で言ったら社員全員が「仲間」とは言い切れません。人が集えば、反りが合う、合わない、好き嫌い、価値観の相違は必ずあるものです。それは受け入れ「個を認め」つつ、切磋琢磨できたり、高め合ったり、刺激し合ったりできる「仲間」、困ったとき頼れる「仲間」との関係づくりもセルフデザインの要素です。

社会との関係

家庭、地域という身近なコミュニティとしての「社会」と国、国際社会という広義の「社会」と自分の関係もセルフデザインの要素となります。権利であったり、責任であったり自分が社会の一員としてどう振る舞うかをデザインすることは生き方に大きく影響します。選挙権が18歳から行使できるようになったことから政治の仕組み、税の仕組みなどの主権者教育は、学校教育におけるセルフデザインで重要な位置を占めています。

自分が歩んでいく未来をデザインする

自分の未来

身近なものであれば、進学や就職など節目で、どこで何を学ぶか?起業を含めどんな仕事をするか?など、自分の未来をデザインする機会があります。しかし、どれだけの人が自分自身で未来をデザインできているでしょう。特に学校の進路指導では「行きたい学校より、行ける学校」「行きたい学校より、行って欲しい学校」のような他人本位の進路選択がなされている様子を見聞きします。大きく夢を描く、在りたい自分をイメージする、自分の未来のデザインを自身に取り戻すことが必要です。

社会の未来

家庭、学校、地域など身近なコミュニティ、日本という比較的大きな社会の未来をイメージして、そうなったらいいなぁ…と願うだけではなく、どう行動し、どう協働していけばよいのか?どうしていきたいか?社会の未来とそこに至る道筋をデザインすることもセルフデザインの要素です。よりよい社会を実現することは、よりよく生きることそのものです。

地球の未来

SDGsに代表されるような地球規模の課題をどう捉えるか?原因をどう分析するか?その課題と自分がどう繋がっているか?その課題解決のために何ができるか?何をしなければいけないのか?など、複雑多岐にわたる事象を“自分ごと”として、デザインすることもセルフデザインの要素です。

セルフデザインのための教育

これから求められる教育、われわれが日本の教育をどの方向にリード、アップデートしていくかのキーとなるのが「セルフデザイン」という概念です。

特に学校教育においては、新入生のオリエンテーションキャンプや修学旅行、文化祭など学校行事の中で、自分を取り巻くもの(自分、仲間)との関係をデザインするための機会、コンテンツの提供ができます。

また、日々の授業など学校生活の場面では、キャリア教育や各教科におけるアクティブラーニング、PBL(Project Based Learning)など教育手法の支援、スキルアップに貢献できます。

是非とも多くの学校、先生と一緒に日本の教育をデザインしていきたいと思います。それは、児童・生徒、また先生やわれわれのような事業者など、「教育」に関わるすべての人にとってのセルフデザインそのものだからです。一緒に「日本の教育をデザインしていきたい」という方、まずはお問い合わせいただき繋がりをデザインすることから始めましょう。

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    この記事を書いた人

    鈴木 浩之(Hiroyuki,SUZUKI)
    有限会社エッセンシャルエデュケーションセンター Sales&Promotion担当マネージャー。
    大学卒業後、世界的冒険教育機関であるOBSの指導者コースJALT受講、その後、OBSインストラクターへ。OEC、国立青少年教育振興機構、市議会議員等を経て現在に至る。1971年静岡県出身。

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