このタイトル、事実ではありません。正確には、2泊3日かけて走ったけれど、ゴールにたどり着きませんでした。兵庫縦断ならず…です。
しかし濃いーーー3日間でした。(子どもにとっても、私にとっても…)その時、私が感じたことをそのままブログにしてみたいと思います。
感覚的な表現が多いのはご愛嬌で…。EE事業、現場最前線のリアルです。
※これからEECの専門用語を使用するので、予めコチラをチェックするとよりブログを楽しんで頂けます。
バーチャルとの違い
やはりバーチャルとは比べものにならないコンテント・プロセスが起きます。初日から夜間走行。2日目は朝5時半から22時過ぎまで走行。地図読みや意思決定を人任せにして同じ場所を永遠にグルグル回る。感情剥き出しのケンカ。脱走。兵庫縦断のゴール未達。。。暑さや寒さ、匂い、触感、雰囲気、疲労感…コンテント・プロセスの多さに改めて驚きます。
こういった様々なコンテント・プロセスに伴いエッセンシャルも大きく、深くなっていくのだなと実感しました。EEモデルでいう、“氷山”が何倍にも大きくなるといったイメージです。この『氷山が大きくなる』という事が、バーチャルには成し得ない部分ではないかと思います。 (コンテント、プロセス、エッセンシャルなど“EEモデル”については、コチラをチェック)
天地をエグるような感情の起伏
前述したような出来事が起きると、嫌でも自分やメンバーと向き合うことになります(対立も含め…)。彼らにとって、こんなにも人(自分も含め)と真っ向から向き合うのは初めての経験だったのではないでしょうか。
改めて、“リアル”の価値
氷山が大きくなることも、感情の振れ幅が大きいことも、“リアル”ならではであることを実感しました。そして、それら“本気・本音・本物”の実体験から“自分らしく生きる”きっかけを掴んで欲しいと改めて思いました。
子どもとスタッフの覚悟
今回の兵庫縦断というプログラムでは、『自分たちの力でやり遂げる』と、子どもたちと決めてスタートしました。そう決めたからには、私たちも「彼らに任せる」と覚悟して徹底して関わりました。
私たちが道を案内したり慰めたり、お膳立てしたら、彼らの走力を持ってすれば必ずゴールできました。私の経験上間違いありません。
結果的にはゴール出来ず悔しい思いをしましたが、『自分たちの力でやった』からこそ、“本気・本音・本物”の経験が出来たのだと思います。おそらく、圧倒的に非日常の世界だったと思います。
今回は、その経験そのものに価値があったと思います。 提供側としては、兵庫縦断というコンテンツ(表面上)のゴールは出来ませんでしたが、提供したかった機会に対するゴールは切れたと思っています。
彼らにとっては、人生のうちのたった3日間。むしろここからがスタートです。楽しんでいこー! 9年後、彼らがハタチになったら、彼らとお酒がのみたい。“教育の力で世界をHappyに”
Special thanks!『BrainHumanity』
今回のプログラムは、『BrainHumanity』さんとのコラボ企画でした。今後も青少年へ向けたプログラムを企画中!
この記事を書いた人

- 有限会社エッセンシャルエデュケーションセンター EE事業部ディレクター。長崎純心大学在学中は、社会福祉の分野を専攻しながら、野外教育の指導ボランティアを経験。大学卒業後、本格的に野外教育の世界へ。1989年長崎県出身。
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