ラーニングジャーニー Learning Journey
2021.03.11
学びは、点でもなく、線でもなく、”旅” 。 数年の前のATDカンファレンス(世界の人材・組織開発をリードするアメリカの非営利団体Association for Talent Developmentが主催する世界会議)で『ラーニングジャーニー』が発表されて以来、人材育成の世界では、ちょっとしたバズワードになっています。 従来の研修は、単発的な実施で、イベント的な位置づけになっている場合も多くありました。 しかし近年では、研修の前後のフォローから、日常に中でいかに学びを継続していけるか、といった長期的な視点に変化していっているのです。 この傾向は、コロナの影響で加速したとも言えます。 今回は、『ラーニングジャーニー』の背景や中身について書きたいと思います。
もくじ
70:20:10 Model
70:20:10の法則とは、アメリカの教育機関の調査研究結果で、人材育成の領域でよく言及される法則です。 企業のエグゼクティブリーダーを対象に、「成長したと感じる要因」を調査しています。 結果として、- 70%は、仕事上の困難な課題ややりがいのある調整
- 20%は、他者との関わりやフィードバック
- 10%は、研修
点から旅へ
従来の研修は、当日一回のみの “イベント型” が主流でした。 そこから、”研修転移型” と呼ばれる、研修の事前・事後のフォローを入れることで研修の効果を上げていくという形が出てきました。 近年では、”研修転移型” を更に発展させ、日常の中に学べる仕組みや環境を設計し、学習者が旅をするように学びを深め成長していくという ”ジャーニー型” という形になってきました。 ”ジャーニー型” のポイントは、日常の中で学ぶための仕組みや環境です。 インターネット環境やスマートフォンなどのデバイスで使用できる『学習プラットフォーム』をベースに、スキマ時間を上手く利用できる『マイクロラーニング』が注目されています。マイクロラーニング
マイクロラーニングとは、動画や音声などのコンテンツを使い、1~5分程度の短時間で学習を行うスタイルのことを言います。 『ラーニングジャーニー』の発展に伴い、『マイクロラーニング』が注目されるようになってきた理由はいくつかあるようですが、大きくは「人の学習行動や仕事の進め方自体が変化している」という点です。 様々な観点で言えるのですが、 ▼ 業務上の観点- 研修に長い時間を割けない
- 効率化が求められている
- 集中力が長続きしない
- 手軽に学べることを好む
- プログラムの経年劣化スピード早い
- プログラムを即時提供する必要
- インターネット環境の拡充
- スマートフォンの普及
御社ならでは『ラーニングジャーニー』を一緒に作り上げていきましょう!
投稿者プロフィール

- 代表取締役
幼少期からアルペンスキーの選手として活躍。
高校卒業後、単身アメリカColorado Mountain Collegeへ留学。スキー選手として世界を転戦しながら、野外教育を学ぶ。スキー選手を引退後、弊社代表取締役に就任。
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