新入社員研修“成功”事例:学生から社会人への意識改革を目指して
2024.11.26
新入社員研修は、学生から社会人への意識転換をスムーズに行い、即戦力として活躍する人材を育てるために重要です。 👉おすすめ企業研修(動画)
本記事では、理美容・医療関連機械器具の製造販売を手掛けるA社の新入社員研修の事例をご紹介します。
研修の目的と背景
A社は、入社式直後から、新入社員が「学生から社会人への意識改革」を促進するための研修を2泊3日で実施しました。
- 自分自身の強み・弱みを理解し、結果を重視する意識を育むこと。
- 同期とのチームビルディングを通じて、切磋琢磨できる関係を構築すること。
この研修は、単なるスキルの習得にとどまらず、社会人としての「マインドセット」の形成を目的としています。
プログラムの概要
1日目:オリエンテーションとグループ活動
研修初日には、セルフチェックを行い、自身の強みや課題を明確化。また、仕事をする上で基礎となる “本質的な姿勢・力” と “関係性” を育むために、『ビジネスシュミレーション』(グループごとに複数の課題解決実習に挑戦し、営業利益を競うというプログラム)を行いました。
2日目:フィードバックと目標設定
初日に引き続き、『ビジネスシュミレーション』とふりかえりを行い、自分自身やグループの現状について考え、社会人としての “成長循環モデル” を学ぶ機会としました。
3日目:成果の共有とコミットメント
最終日には、グループメンバー相互の『フィードバック』や同期の前で目標を宣言する『コミットメント』を通して、自己理解と他者理解を深め、各自が「ソロタイム」を設け、個人目標を整理し、日常へ繋げ、社会人としてのスタートを力強く切ることができました。
研修の成果と効果
- 研修前後に行った社会人力の『セルフチェック』において、多くの項目でプラス変化が見受けられたことから、仕事・結果に対する意識が向上した。
- 体験の共有・ふりかえりの共有・フィードバックを通して、新入社員同士の交流と相互理解が進んだ。
- 研修最後の『コミットメント』において、全員が社会人として“強み・課題”を明確化することができている。
- 今後、多様性の理解と活用を進め、チームとして心理的安全性の向上を図ることで、更なるパフォーマンスアップに繋がると考える。
A社の担当者の声
- 研修生が自分自身や同期と向き合う濃い3日間だった。この気づきや熱を持続させられるように社内研修も実施しようと思う。
- スタッフは、介入しすぎずバランスよく関わっていた。また、研修生のモチベーションがあがる声がけをしていた。
- 異なる部門間の社員の関係性構築の面で大きな成果がある。
- 『コミットメント』は社内で活用している。個人面談でもこの研修での話が多く出ており、体験を通して実感を得たことは大きいと感じる。
まとめ
身体性を伴う野外での体験活動とふりかえりによって、仕事・結果に対する意識の向上(学生から社会人への意識変革)しました。
体験・ふりかえりの共有、フィードバック、それらをファシリテートする第三者が介在することを通して、同期との交流が盛んになり、集団の中での自身の強みを意識するようになったと考えられます。
投稿者プロフィール
- 代表取締役
幼少期からアルペンスキーの選手として活躍。
高校卒業後、単身アメリカColorado Mountain Collegeへ留学。スキー選手として世界を転戦しながら、野外教育を学ぶ。スキー選手を引退後、弊社代表取締役に就任。
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