チーム内の「ズレ」はなぜ起こる?
―新年度こそ見直したい、コミュニケーションの前提―

2025.04.17

お知らせ

新年度に増える“ちょっとした違和感”

4月・5月は、新しいメンバーを迎えたり、部署の構成が変わったりと、職場の人間関係が大きく動く時期です。

この時期、現場の方々からよく聞くのが―――

  • 「伝えたつもりが伝わっていなかった」
  • 「相手の反応に少し違和感を覚えた」
  • 「何を考えているのか、いまいち読めない」

といった、“ちょっとしたズレ”に関する声です。

ズレの正体は、「価値観」や「思考のクセ」の違い

職場で「あの人とはどうも噛み合わない」と感じた経験はないでしょうか。

実はこうしたコミュニケーションの「ズレ」は、当人たちのスキル不足や意識の低さが原因なのではなく、そもそものものの見方・捉え方の違いから生まれていることが少なくありません。

たとえば、仕事の進め方ひとつ取っても次のような正反対のタイプが存在します。

  • 動きながら考えるタイプ:まずは手を動かし、走りながら考えをまとめていきたい人。
  • 準備してから動くタイプ:十分に情報を整理し、計画を立ててから行動に移りたい人

この両者が一緒に働くと、前者は後者に対し「もっと早く動けばいいのに」と感じるでしょう。逆に、後者は前者に「なんで考えなしに進めるのだろう」と不安になるかもしれません。

しかし、どちらが正しいというわけではなく、お互いのアプローチが違うだけなのです。その「違い」に気づくことこそが重要です。

「違いに気づく」ことがチームを強くする

そうした違いをチームの強みに変えるために、私たちは企業研修や人材育成の現場でEG(エマジェネティックス、Emergenetics)というツールを活用し、この「違いを活かす視点」を伝えています。

EGは、脳科学と心理学に基づいた診断ツールで、人それぞれの思考の傾向(考え方のクセ)と行動の傾向(動き方のクセ)を可視化します。

その結果、互いの「らしさ」の違いが明確になり、尊重し合える関係づくりのヒントが得られます。

例えば、数字・データを重視する人と人間関係を重視する人では、同じ提案を受けても注目する点が異なります。前者は「その施策で目標を達成できるか」を考え、後者は「メンバーが納得して動けるか」を重視するでしょう。

コミュニケーション改善の鍵は、まず自分を知り、次に相手を理解することに尽きます。自分自身の思考や行動のクセを客観的に把握し、そしてメンバー各人の特性の違いに目を向けて尊重することで、行き違いによる苛立ちが減り、建設的な対話が生まれていきます。まさに、違いに気づきそれを活かしていく視点こそがチームを強くする鍵なのです。

「話が通じるチーム」になる第一歩として

6月は、チームの関係性を見直すにはちょうど良いタイミングです。

もし、

  • 新入社員との関係構築がうまくいっていない
  • チーム内の“何となくの違和感”を言語化したい
  • 自分の強みやスタイルを改めて理解したい

と感じる方がいらっしゃれば、EGを体験してみてください。


EEC-EG(エマジェネティックス®入門コース) 開催概要

【日時】2025年6月5日(木)13:30~18:30
【会場】神戸市産業振興センター
【講師】田中翔紘(EGIJ認定アソシエイト)
【参加費】44,000円(税込)

📑 募集チラシはこちら ▶ https://bit.ly/3GmOcFK
📩 お申し込みはこちら ▶ https://forms.gle/jb5vbs8B7M5j5udC6
📅 年間スケジュールはこちら ▶ https://e-ec.co.jp/2025_eec-eg/


組織全体で“違いを活かす文化”を育てるには?

EGの視点は、個人の自己理解・相互理解だけでなく、
組織全体に浸透させることで、より大きな変化を生み出します。

「チーム内だけでなく、社内全体でも“共通言語”としてEGを活かしたい」
「新入社員や内定者も含めて、共通理解の土台をつくりたい」
そんなご希望を持つ企業様に向けて、訪問型のEG入門セミナーもご用意しています。

🧭 訪問型EG入門セミナーの特徴

  • EECの専門スタッフが、貴社に直接伺って実施
  • 時間・場所はご都合に合わせて調整可能(オンライン対応も可)
  • EGプロファイル付き/実践ワークショップ型
  • 社員数や課題に応じたカスタマイズもご相談可能

📑 募集チラシはこちら ▶ https://bit.ly/42tTMxH

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