人はなぜ テーマパークへ行くのか

 個人的な話ですが、先日『ユニバーサルスタジオジャパン』へ行ってきました。月曜日だったのですが、何やら運動会の代休だったらしく、かなりの来場者数でした。今回は、そこで感じたことを少し書きたいと思います。

リアルな体験

 人気のアトラクションだと、3時間待ちは当たり前で、レギュラーでも1時間半待ちなど、どこでも長蛇の列になります。

 素朴な疑問ですが、皆なぜ並ぶのでしょうか?(更に言うと、暑い中長時間体力を使って、なぜテーマパークに行くのか?勿論、自分自身も含めて。)「並ばないとそのアトラクションを体験出来ないから」「テーマパークに行かないとそのアトラクションを体験出来ないから」(もしくは「連れていかれた?」笑)というのが多くの理由だと思うのですが。

 そもそも、なぜアトラクションを体験したいのでしょうか?今の時代、スマホがあれば、大概の情報を得ることは可能です。事実、『ユニバーサルスタジオジャパン』についても、園内や多くのアトラクションの映像や情報が大量にネット上に出回っています。それでも、多くの人(自分も含め)が『ユニバーサルスタジオジャパン』に行くのです。その理由は、圧倒的にリアルな体験だと思います。

人間の情報収集機能

 本当に便利な社会になったので、何でもスマホで情報を得ている(得られる)と感じているのですが、意外と限定的であることを忘れてはいけないと思います。テーマパークの奥行きある空間や温度、ポップコーンの匂いや、アトラクションで感じる質感や重力、歩き過ぎて筋肉痛になる身体すらも、自宅でスマホを見ているだけでは体感出来ないものが多くあります。

 スマホやパソコンからの情報は、基本的には視覚と聴覚で受け取っています。対して、テーマパークなどリアルな体験の場では、視覚聴覚以外にも触覚味覚嗅覚がフル動員しているのです。(視覚聴覚に関しても、物理空間や周りの雑音も含めて、日常以上に刺激されています。)人間の情報収集機能を全て刺激されている状態ということですね。

 視覚聴覚での情報収集量とその機会が爆発的に増えた現代において、我々人間は、無意識に(動物的に?)、五感での情報収集を求めているのではないでしょうか?視覚聴覚のみで得た情報で全てを知っていると錯覚することは危険です。リアルな体験と非日常という五感をフルに刺激する場は、人間にとって意味のある場だと思います。

 我々EECが、学びの現場で、”体験” を活用している意味でもあります。 リアルな体験から得るものは大きい。 アトラクション待ちの『ユニバーサルジャパン』で、EECが体験型の研修・教育プログラムを提供する意味に結びつけてみました。笑

 リアルとヴァーチャルの融合についても気になったので、またどこかで書きたいと思います。

この記事を書いた人

田中 翔紘(Shoko,TANAKA)
有限会社エッセンシャルエデュケーションセンター代表取締役。
幼少期からアルペンスキーの選手として活躍。高校卒業後、単身アメリカColorado Mountain Collegeへ留学。スキー選手として世界を転戦しながら、野外教育を学ぶ。スキー選手を引退後、弊社代表取締役に就任。1986年兵庫県出身。

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