【企業研修】役員(経営者候補)研修

 大手自動車メーカ様に実施いただいた、役員(経営者候補)研修をご紹介致します。

■ 研修の目的は?

 研修目的は、『自己内観』です。次期経営者候補者の方々に、日常を離れた場で、とことん自身との対話をして頂くというプログラムです。これから経営者になるにあたり、今までの自分(過去) - 今の自分(現在) - 今後の在りたい自分と組織(未来)について考えて頂きました。

■ 体験

  

 実施した活動は、50km歩く』というシンプルなものです。自己内観という目的のため、参加者同士で協力しながら歩くという形ではなく、個人個人のペースで、一人になって歩きます。50kmの道のりには、登りもあれば下りもあり、シンプルな活動がらも相当な負荷です。

 「自身の限界にチャレンジすることで、見えてくるものが何か?」という部分も大きなテーマになっています。また、ルート上には、10km毎にチェックポイントが設置されています。チェックポイントでは、休憩・体調確認、栄養補給の他に、『自己対話の問い』が用意されています。

 前半のチェックポイントでは、「今までの社会人人生をふりかえり、それを漢字一文字で表すとしたら?」といったものです。参加者の方々は、次のチェックポイントまで歩く中で、その問いに向き合っていきます。そして、次のチェックポイントで、色紙に一文字書き記します。

 さらに次のチェックポイントでは、「これから経営者として、どのような会社、自分自身を目指しますか?」といった問いを投げ掛けます。自身との対話を繰り返す前半と、自己限界に挑戦していく後半です。

■ 自己内観

 活動は、朝の5時頃にスタートし、遅い方で夕方の5時頃にゴールに到着されます。約12時間という長い時間、自分自身の過去・現在・未来と向き合い、また自身の限界に向き合う。

 勿論、問い以外の様々なことを考える時間にもなりますが、日々の生活の中で、ここまで自分と向き合う機会はあまり無いのではないでしょうか。

■ ふりかえり(ソロタイム)

 歩いた翌日の午前中は、ゆっくりと前日の体験をふりかえって頂きます。気持ちの良い風が吹く高原の木陰で、一人ひとりがディレクターズチェアに座り、歩きながら考えていたことや、今になって改めて思うことをゆっくりと整理していきます。身体に疲労を纏いながら、思考の棚卸しを行います。

 その後、参加者全員で集まり、自身について考えたことや、これから実現していきたい未来を発表して終了になります。

■ 所感

 『自己内観』という目的のもと、個人でチャレンジするというフレームだったのですが、参加者の皆様が、横の繋がりを強く実感されていたことに驚きました。お話をお伺いすると、「自分が辛いと感じている瞬間でも、他のメンバーも同じように辛さを感じながら頑張っているから頑張れた」「離れているのに、共にゴールへ向かっている感じがした」といった内容でした。

 一般的な概念としてのチームワークではなく、本当の共有体験を持ったからこその実感であるように思いす。また、研修プログラムを提供する我々としても、参加者の皆様の精神的な強さや諦めない意思に感動させられました。

この記事を書いた人

田中 翔紘(Shoko,TANAKA)
有限会社エッセンシャルエデュケーションセンター代表取締役。
幼少期からアルペンスキーの選手として活躍。高校卒業後、単身アメリカColorado Mountain Collegeへ留学。スキー選手として世界を転戦しながら、野外教育を学ぶ。スキー選手を引退後、弊社代表取締役に就任。1986年兵庫県出身。

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