コロナ疲れの正体

2020.04.30

お知らせ

 『緊急事態宣言』が発令されて、三週間が過ぎました。多くの人が、数ヶ月前とは違う日常が日常になってきているのではないでしょうか?(私は、こんなに連続で、自宅で、家族と、食事をしているのは、社会人始まって以来初です!)

 EECも、ほぼ全ての研修が延期となり、新たに『オンライン』の学びの場を急ピッチで展開しています。【EECウェビナー】の情報はコチラ!

 簡単に言うと『ウェビナー(ウェブ+セミナーのことらしい!)』なのですが、「今までやっていたことをオンラインに置き換えよう」と言う話ではなく、新たに生まれるニーズと自分たちの強みが活かせることは何かということを考えました。

 我々が考えた新たに生まれるニーズは、以前のブログ記事『オフラインの価値』やスタッフの記事『人付き合い苦手な私が人に会いたくなった』にも書いているのですが、オンラインでのコミュニケーションは不完全だという部分です。

 これは決して、web会議やリモートワークなどのオンラインコミュニケーションを否定しているのではなく、より良いオンラインコミュニケーション のためには不完全を自覚することが必要だと思う、ということです。

 今回は、オンラインコミュニケーションをテーマに実施した『EECウェビナー』を通じて感じたことを書きたいと思います。

web会議では話し始めが難しい。。

 皆さんも、web会議などで、話し始めのタイミングが難しかったっり、発言しづらいという経験はないでしょうか?

 オフラインの場でも同じようなことは起きるのですが、オンライン(画面越し)では、それがかなり助長されます。EECウェビナー』の中でも、オフラインに比べると、明らかに発言の数が少なかったり、話し始めに戸惑う場面が多く見られます。

 原因の一つに、「目が合わない」ということがあります。

 我々は、コミュニケーションにおける情報のやり取りを、想像以上にアイコンタクで行っています。(何となく目が合って話し始めたり、目で合図して思いを伝えたり、目で相手を制したり、などなど)

 これ自体は、カメラと画面が別の位置にあるという技術的な問題なので、同じように感じている技術者の方が、遅かれ早かれ解決してくれると思います。(カメラレンズが画面の中に入れば解決かな?物凄く人任せ。笑)

 我々が考えなければならない問題は、発言が出来ない時に人々の内面(気持ちや思い)に何が起きているかという部分です。EECでは、目に見えない気持ちや思いを本質という意味でエッセンシャルと呼んでいます。)

画面越しのエッセンシャルに気付いていますか?

 私自身、様々なweb会議やウェビナーに参加させて頂くのですが、ストレスや違和感(消化不要やもどかしさ寂しさetc…)を持っている人は少なくなさそうです。

しかし、ストレスや違和感に目を向けることってあまり無いと思いませんか?

勿論、それは会議の主題ではないので当然かもしれませんが、スタッフの言葉を借りると、「置き去りにされているものがある」と思います

 これがコロナ疲れ(オンライン疲れ?)の大きな要因の一つではないかと思っています。

 オフラインの場では、休憩中や行き帰りの道中など、いわゆる雑談や愚痴でストレスや違和感を解消していた部分は大いにあると思うのですが、オンラインでは、あまりそういった場がないのです。web会議が終了した時点で、パッと画面が消えて突然独りです。。。

 画面に映る相手は小さく、言語以外の情報はかなり少ないので、相手のストレスや違和感に気づかないことは仕方のないことかもしれないのですが、自分自身のストレスや違和感には気付いていますか?

 エッセンシャルに何が起きているのかということを意識しておかないと、ストレスがどんどん溜まっていってしまいます。

 特に今は、コミュニケーションによるストレスだけでなく、先行きの見えない状況や感染の恐怖、長期の自粛など、かなりストレスが掛かる状況です。

 この、エッセンシャルに目を向けるということが、自分たち(EEC)の強みが活かせる部分です。

『オンライン』で何ができるのか、EECにとっても大きな挑戦ですが、『オンラインコミュニケーション』の時代になった今だからこそ、より大切なことだと感じています。

 まずは一度深呼吸をして、自身のエッセンシャルに目を向けて、今自分が何を感じてどんな気持ちなのかをゆっくりと確認して、無理をし過ぎないで頑張りましょう!

EECも、気楽に全力で頑張ります!この難局を皆で乗り越えましょう!

投稿者プロフィール

田中翔紘
田中翔紘
代表取締役

幼少期からアルペンスキーの選手として活躍。
高校卒業後、単身アメリカColorado Mountain Collegeへ留学。スキー選手として世界を転戦しながら、野外教育を学ぶ。スキー選手を引退後、弊社代表取締役に就任。

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