学びのDX(デジタルトランスフォーメーション)No.2
2021.06.24
先日アップした『学びのDX(https://e-ec.co.jp/column-36/)』の第二弾です。 『学びのDX』では、DXはただ単にITツールを活用するだけでなく、目的の明確化やDXを推進していく ”人” の育成が重要であると書きました。 今回は、EECの事例も含めて、少し具体的な内容を書きたいと思います。
もくじ
研修のオンライン化
EECは、もともと野外での活動などを活用した『体験型研修プログラム』を主軸として展開してきました。 しかし、コロナの影響を受け、オフラインで多くの人が集合する『体験型研修プログラム』は、実施が困難な状況となってしまいました。 そこから我々は、目的(経営理念)に立ち返り、今置かれた状況の中で何ができるかという試行錯誤を始め、結果的にオンラインでの研修や教育機会の提供という道を進み始めました。 DXには明確な目的が必要と前述しましたが、現代において、あらゆる業種にとって、ITツールやオンラインの活用は、目的達成のために非常に有効な手段の一つであるということです。 EECにとって、2020年は本格的なオンライン研修を実施し始めたDX元年と言えます。 お陰様で、オンライン研修でもご好評をいただき、数多くの新たな出会いもありました。コロナ禍で生まれたDX
2021年に入ってからは、オンラインだけで完結するのではなく、オンラインとオフラインを掛け合わせた『ブレンディッド』という形式を実施することが増えています。 オンラインとオフラインの “良いとこどり” というイメージです。 オンラインとオフラインの『ブレンディッド』と聞くと、事前学習をオンラインで行い、集合研修をオフライン、事後のフォローアップをオンライン、などという形式が一般的かと思います。 勿論、EECでも上記のような形式で実施することもあるのですが、今年度多く実施したのが、集合研修でオンラインとオフラインの両方を活用するというものです。 具体的には、多くの人数が一箇所に集まれないので、グループごとに個別会場を用意し、その個別会場をZoomなどのビデオ会議ツールを使いオンラインで繋ぐというものです。 司会がオンラインで繋がった複数のグループへ全体のアナウンスを出し、現場ではグループごとに担当のスタッフがファシリテーションをするという形式です。 研修内で行われる実習の結果や “ふりかえり” で話された内容も、オンラインで共有することができるため、グループごとに違う空間にいても、体験や時間を共有しているという意識を持つことができます。 コロナ禍だからこそ、生まれた形式といえるかもしれません。コロナ禍というDXのチャンス
DXの方法に、一つの決まった答えはありません。 人間が試行錯誤を繰り返すということが重要です。 その意味で、試行錯誤を繰り返さざるを得ないコロナ禍という状況は、DXを推進していくチャンスなのです。 コロナ禍でも、学びを止めず、活用できるものは貪欲に活用し、成長し続けていきたいものです。 関わる人々と協働し、試行錯誤を繰り返し、失敗から学び、新たな答えを創っていく、そんな土台やキッカケを作ることが教育の意味だと思います。 ”学びのDX” のご相談や設計のご要望などがありました、お気軽にご連絡ください。 我々EECも、”学びのDX” を探求し続けたいと思います。投稿者プロフィール

- 代表取締役
幼少期からアルペンスキーの選手として活躍。
高校卒業後、単身アメリカColorado Mountain Collegeへ留学。スキー選手として世界を転戦しながら、野外教育を学ぶ。スキー選手を引退後、弊社代表取締役に就任。
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