何も考えない時間

いつもEECブログをご覧いただきありがとうございます。今回は、少し路線を変え、私の個人的趣味である “走る” ことについて書いてみたいと思います。

“走る” という選択肢

私は今から10年以上前に生活環境の変化から体重が激増しました。これはまずいな、何か対策を…と考え、“走る” ことを選択しました。

走り始めて半年ほどで体重は元に戻りましたので、この時点で当初の目的に達したことになります。そこで次は、フルマラソン完走と言う目的を設定し、10kmからハーフまで、いろいろな大会に出かけました。そしてフルマラソンを完走したのは、それから2年後くらいだったでしょうか…。

私は体重増の対策として、“走る” ことを選択し、フルマラソンも5回ほど完走しましたが、次の目的を設定できず、だんだんと “走る” 時間が減ってきました。

 “走る” 時間、本当の意味

私はこれまで日々のランニングや、各地で開かれる大会で走ってきましたが、今回改めて「なんで走っていたのだろう?」「なんで続けられたのだろう」と自分に尋ねてみました。

これまでの事を思い返してみましたが、走っている最中のことは、ほとんど思い出せません。大会会場まで行く道中、スタート前、ゴール後の出来事はいろいろと思い出しますが、メインイベントを思い出せない…不思議な感覚です。

Q:「なんで走っていたのだろう?」

A:「何も考えない時間だから…」

こんなやりとりが今、自分の内側に起こっています。確かに、普段の生活の中で、何も考えない時間はなかなかないことに気づきました。寝ている時も、普段考えている事、悩んでいる事が夢に出てくる事もあります。そう考えると、私は無意識に “何も考えない時間” を走る事で確保していたのかもしれません。

 何も考えない時間

現代では、スマートフォンに連絡が来たり、情報が入ってきたりします。スマホやパソコンの画面を見ている時間、操作している時間も確実に増えています。常にインターネットと繋がっている、見方を変えれば縛られているとも言えます。「何も考えない」時間を作ることはとても難しいことです。

最近、デジタルデトックスという取り組みが広がりつつあります。五感がさえたり、想像力(創造力)が高まったり、ひらめきが良くなったりするとのこと…。スマホやパソコン、インターネットから意識的に距離を置くことが必要です。

30分〜1時間、外に出てゆっくり、ゆったり走って、何も考えない時間を過ごすということも、デジタルデトックスと同じような効果があると思います。最近、思考がスッキリしない、モヤモヤした感じが続いていましたが、何も考えない時間がなくなったことも原因かもしれません。

生まれた時には、すでにスマホ、パソコン、インターネットが普及していた世代にとって、この時間はとっても重要です。いわゆるボンヤリしている時間、ボーッとしている時間が、実は子どもの発想力を伸ばすためにも必要だと言われています。「デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)」と呼ばれるこの脳の活動によって、外部からの刺激をシャットアウトしてぼーっとすることで、今までに蓄積した知識を前頭葉にたぐりよせる訓練になるそうです。

最近は故障もあり “走る” ことから遠ざかっていましたが、もう一度、何も考えない時間を取り戻したいと思います。皆さん、そんな時間をお持ちでしょうか?

 

この記事を書いた人

鈴木 浩之(Hiroyuki,SUZUKI)
有限会社エッセンシャルエデュケーションセンター Sales&Promotion担当マネージャー。
大学卒業後、世界的冒険教育機関であるOBSの指導者コースJALT受講、その後、OBSインストラクターへ。OEC、国立青少年教育振興機構、市議会議員等を経て現在に至る。1971年静岡県出身。

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