オンラインとオフラインの違い

 先日、久しぶりにオフラインでの研修(野外での体験型研修)を実施しました。(勿論、徹底的に感染症対策をして!)

 オフラインでの実施は、約3ヶ月ぶりです。4月・5月と、とことんオンラインでの研修を実施してきたので、今回は改めて、オンラインとオフラインの違いを書いてみたいと思います。

コミュニケーションの境目

 オフライン研修でグループワークを実施した際に、まず感じたことは、人と人とのコミュニケーションが複雑に入り組んでいるということです。

 もう少し詳しく説明すると、話し手・聞き手が秒単位で入れ替わったり、それがグループ内で同時多発的に行われています。

 これってオフラインでは当たり前のことなのですが、オンラインでは少し勝手が違います。オンラインでは、話し手のターンと聞き手のターンが明確に区切られるのです。

 これは、ツールの特性上、マイクや画面が話し手に固定されるので、1人の話し手が発言している間は、必然的に他は聞き手になるという仕組みです。

 さらに、次の話し手にマイクや画面が移行するまでに、少しタイムラグ(1秒以下ですが)が発生するので、コミュニケーションの境目が明確になります。

 境目(話し手聞き手の区切り)があるコミュニケーションがNGと言っているわけでなく、時と場合によって使い分けたら良いと思いますが、現時点のテクノロジーでは、オフライン(web会議、テレビ電話ツール)では、境目の曖昧なコミュニケーションを取ることは難しそうです。

感情の共感

 グループで共有の体験を持つと、チームワークが向上したり、関係性が深まったりします。EECウェビナーでは、オンラインでもグループ実習(リンクPeatix)を行っているのですが、オンラインとオフライン共に、体験の共有は人間関係に大きな影響があります。

 体験の共有をもう少し深掘りしていくと、情報の共有と感覚の共有があります。

情報の共有は、オンラインとオフラインにそこまで大きな差は無い、もしくは画面共有などの機能を考えると、オンラインの方が得意な分野かもしれません。

一方、感覚の共有は、オフラインが圧倒的に強いと感じました。今回、野外での体験型研修だったのですが、グループのメンバーが共に身体を動かし、疲労感や暑さ寒さ、を同じ状況で体感し共有しています。

その共有体験による関係の深まりは、現時点ではオフラインの強みかもしれません。

余白

 オンラインとオフラインの大きな違いに余白があると感じています。

 余白とは何かというと、研修などで構成された部分(講義、実習など)以外のことです。例えば、移動や休憩、状況によっては食事やお風呂などの時間です。

 今回オフラインの研修を実施して、移動や休憩時間の価値を改めて感じました。

 移動や休憩時間に起こる雑談で、互いの状態を感じ取ったり、ストレスを発散させたり、フォローしたりしています。

 オンラインでは、意識的に作らないと、この余白という部分は、ほとんどありません。研修や学びの場を提供する側は、この余白を上手に設計することが重要だと思います。

 今回改めて感じたことは、オフラインでやっていたことを無理にオンラインに置き換える必要は無いということです。

 新型コロナの影響で、オフラインからオンラインに切り替えるという選択はもちろんありだと思います。

 しかし、手段(今までオフラインでやってきたこと)を目的にするのではなく、今までオフラインでやってきたことって何のためにやっていたんだっけ?という部分に今一度立ち返り、それぞれの環境(強み・弱み)をしっかりと理解し、その環境の強みをどう使うかが重要だと思います。

 EECは今後、オンライン・オフラインのそれぞれの強みを活かし、ハイブリット的な成長の場を作っていきたいと思います。

 そう考えると、コロナのおかげで可能性が大きく広がりました!

 まだまだコロナは完全終息に至ってはいませんが、今できることを全力で楽しんでいきたいと思います。

この記事を書いた人

田中 翔紘(Shoko,TANAKA)
有限会社エッセンシャルエデュケーションセンター代表取締役。
幼少期からアルペンスキーの選手として活躍。高校卒業後、単身アメリカColorado Mountain Collegeへ留学。スキー選手として世界を転戦しながら、野外教育を学ぶ。スキー選手を引退後、弊社代表取締役に就任。1986年兵庫県出身。

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