📻️ 停滞感を乗り越えよう!vol.3
ー“未来づくり”で現場が動きだすー

2025.06.11

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🎥 本気の組織開発3部作 ー完結編ー

vol.1では、組織の「なんかイマイチ…」の “真因”を「見える化」 することが、組織をWorkさせるための第一歩だとお伝えしました。そしてvol.2では、見える化された真因に 「ガチ対話」 で向き合い、組織の「関係性の質」や「思考の質」を高める重要性をご紹介しました

さて、連載最終号の今回は3ステップの3番目、「未来づくり」に焦点を当ててみたいと思います。

🏃“ガチ対話”のその先へ!「未来づくり」で動き出そう!

組織開発において見える化とガチ対話だけでは、残念ながら「現場が動き出す」ところまで至らないケースが頻繁に見受けられます。

Bushe & Marshak (2015)*1 は、対話型組織開発の手法を導入した組織の50%以上が失敗に終わっていると報告しており、その原因は、「対話イベント自体が目的化してしまい、全社的な目標のもとにきちんとしたロードマップを描けていないことにある。」と述べています。

つまり、対話を通して生まれた「成長のタネをどう育てていくか。」が具体的に言語化されておらず、曖昧な言葉や抽象的なスローガンで終わってしまっている可能性があります。

「なんかみんなでいい話できてよかったよね〜。」と良い思い出(ただのイベント)で終わってしまっているということではないでしょうか。

真因を見える化し、膝を突き合わせて「ガチ対話」したとしても、その後の「未来づくり」を適当にすませてしまうと、せっかくの気づきが “点” で終わり、具体的な行動変容や組織の変革には繋がりません。

せっかくガチ対話で出たタネを「とりあえずSlackにチャンネル立てとく?」で終わってしまうのはあまりにももったいないと思いませんか。

*1:INTRODUCTION TO THE DIALOGIC ORGANIZATION DEVELOPMENT MINDSET Gervase R. Bushe and Robert J. Marshak (2015)

💫“未来づくり”で大事にしたい3つのポイント―「共創・行動設計・循環」

では、どうすればより良い未来を創ることができるのでしょうか。ここでは未来づくりで大事にしたい3つのポイントを紹介したいと思います。

①共創

自分たちの物語を現場の多様な視点を取り入れ、皆で描きましょう。自分の言葉で語れるビジョンは、自然と行動を引き出します。具体的な数値目標や行動計画も大切ですが、まずはワクワクする未来の情景を共有すると、メンバーの共感とエネルギーが高まります。

②行動設計

ワクワクする未来の情景を描いたら、次は具体的なアクションに落とし込みましょう。ビジョンが単なる願望で終わらせないよう、「誰が、いつまでに、何をするのか」を明確にします。

③循環

実行したことから学び、次の行動へと繋げることを大切にしましょう。「予見-遂行-省察」のサイクルを回し、常に試行錯誤しながら改善を繰り返します。サイクルの回転数が非常に重要になってきます。特に「省察(ふりかえり)」を組み込むことが、メンバーの学びを定着させ、行動をアップデートする鍵となります。

🕺 “未来づくり”を支えるEECの伴走力

では、EECがどのように未来づくりのポイントである「共創・行動設計・循環のサイクル」の質を保証しているのかを紹介します。

①共創する場でのファシリテーション

ガチ対話の支援と同じように、適切な介入によって、皆さんのビジョン共創のサポートをします。情報を整理したり、Essentialに目を向けるような問いを投げてみたり、時には場が和むような一言を入れたりと、状況に応じて皆さんの物語づくりに伴走します。

②非日常と日常の接続を意識した行動設計

EECが提供する体験プログラムや、対話の場はいわば「非日常」。そこで気づいたことが「日常の行動」に繋がるように行動を設計していきます。「あとはそちらお願いします。」と丸投げせず、ビジョンを実現するためのアクションプランをお客様と一緒に考えます!

🗒️Note:ここでEmergenetics®︎のプロファイルを活用することもあります。詳しくはこちら

③循環の質を高めるサーベイフィードバック

EECの強みの一つにEssential Surveyがあります。実際に行動したことがどのように変化をもたらしたのか、数値目標にどれほど近づいているのかなど、アクションを起こした後、再び「見える化」を試みる場面でも力強くサポートすることができます。

「組織が停滞する真因を見える化し、ガチ対話で課題を深掘り。そこで見えた次なるビジョンを実現するための行動計画の実行や、その結果の振り返りまで伴走」することで、研修の「やりっぱなし」をなくし、確実な変革を後押しできることがEECの大きな強みとなっています!


📩ぜひお気軽にお問い合わせを!

EECは、組織が自ら変わり続けられる 「自己革新力」 をどのように高めていけるかに注目しています。

見える化で「気づく」。ガチ対話で「考える」。そして未来づくりで「繋げて、試みる」。

それぞれの場面でお客様の様子や変容を捉えながら組織の成長へとコミットします!

人材育成、組織開発、研修設計にお悩みの方は、ぜひEECまでお気軽にご相談ください!

無料のオンライン相談も承っております。みなさんからのご連絡をお待ちしております💡

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投稿者プロフィール

土田陽介
土田陽介
Sales&Promotion担当

大学卒業後、英語教師として自身の出身高校へ就職。その後、小学校へ異動し13年間小学校の教師を務める。勤務先の小学校でEECと出会い、一緒に子どもたちの成長に携わる。2025年5月よりEECへ。

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