延長線上に見えているもの、その原点

 2020年も明けました。EECにとって、そして個人的にも【成長の1年】にしたいと改めて考えています。このブログも含めて今年もよろしくお願いします。

 さて、前々回、新卒採用について『最近考えていること、その延長線上に』という記事を書かせていただきました。延長線上に見えているものそれは “人をリスペクトする” ことの大切さです。しかし、 “人をリスペクトする” とはどう言うことなのか?もう少し、自分自身の考察を深めると言う意味で、延長線上に見えているもの、その原点について書きたいと思います。

多様性、持続可能性

 最近、“多様性=diversity” について様々な視点、場所で議論がなされています。いろいろな意味でのマイノリティの権利、それをどう認め、守っていくか?がその議論の焦点であるように思います。それは、“持続可能性” に繋がっていきます。(生物多様性=Biodiversity についての議論も、そこに帰着するように思います。)

 しかし、人は自分自身がマイノリティであることを好まない、認めない(認めたくない)傾向があります。流行りに乗り遅れたくない、周りと同じものを所有したい、同じ格好をしたい、平均(テストの点数や年収など)を気にする、マジョリティでいたいと言うのは、人の自然な欲求であるとも思います。一方で、人とは違う個性的な存在でありたい、貴重な存在でありたいと言う欲求も、自然な欲求であると思います。

 その人の志向にもよると思いますが、私自身は、人とは違う個性的な存在でありたい、貴重な存在でありたいと言う欲求の方が強い気がします。(そう言いながら、平均以下、少数派であることに不安を感じないわけではありません。もしかしたら、他の人に比べてその種の不安は強い方かもしれません…)

大前提、出発点

 よくよく考えてみると、そもそも人はそれぞれが “唯一無二” の存在である事が大前提、出発点であるはずです。性別、年齢、出身地などなど、ある一定のタグで括った場合の共通点や同一性、傾向などに着目することも重要ですが、自分の相対的な位置を確認したいという欲求、いろいろな集団に所属していたいという欲求だけが膨らんでいくと、人はそれぞれが “唯一無二” の存在であると言う大前提、出発点を忘れてしまうのではないでしょうか?時として、それが排除であったり、同調圧であったりという力を得ることにもなります。これが厄介だと思うのです。

 そして、私が “人をリスペクトする” と言うことを大切にしていきたいと思うのは、そもそも人はそれぞれが “唯一無二” の存在であると言う大前提、出発点を忘れたくないという自分自身への戒めでもあります。「私は、あなたをリスペクトするので、あなたも私をリスペクトして欲しい」という、自分勝手な欲求だと思われるかもしれませんが、この約束が成り立たないと、どちらかが生きづらさを感じ、理不尽な我慢を強いられることになります。極端に言えば、この約束ができない、守れないと感じたら、そこから距離を置くこと(逃避?防御?)も重要だということです。

原点、経験

 ここまで、自分の考えをふりかえり、整理してきましたが、なぜ、 “人をリスペクトする” という点に拘るのか?そして、周囲にそれを求めるのか?の原点にはなかなか辿り着きません。

 しかし、仮にでもその原点に辿り着いておくことも無意味ではありませんので、私が “人をリスペクトする” という点に拘る、周囲にそれを求めることの原点だと思われる “経験” を最後に記しておきます。

 それは、排除であったり、同調圧であったりという力に屈したという苦い経験です。と言っても、外的な力によって自分が望まないところに追いやられた、押し込められたというものではなく、勝手に思い込んで、自分から窮屈なところに進んで行ったというニュアンスの “屈した” です。つまり、自分自身をリスペクトできていなかった “経験” です。

 流行に無頓着なのは、幼い頃から変わりません。「人と違う」とか「変わっている」とか言われると心地よいと感じる点も。唯一無二というより、マイノリティである事で安心する程度の事なのですが…。

 大切なのはそれが、自分の奥底から湧き上がってくるような “欲求” なのか、それとも人と違っていなければならない、個性的でなければならないという “呪縛” なのか?という点です。

自分自身

 私の場合、人と違っていなければならない、個性的でなければならないという “呪縛” にとらわれているのでは?と自分自身を疑っていました。

 しかし、自分自身をよくよく観察すると、(周囲に合わせる、居心地が悪くてもある程度合わせる、協調するという努力は必要ですが…)これが自分なのだ、これで良いのだ、と思うことができました。最近、やっと肩の荷が下り、自分自身をリスペクトできるようになりました。長い道のりでした…。

 まずは自分自身をリスペクトできなければ、他者をリスペクトできません。…ということで、やっと原点に立ったというところです。是非、私が関わる人たち(特に子ども達、若い世代)も、自分らしさ、在りたい自分を探すために、まずは “自分自身をリスペクト” するところから始めて欲しいと思います。

 

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この記事を書いた人

鈴木 浩之(Hiroyuki,SUZUKI)
有限会社エッセンシャルエデュケーションセンター Sales&Promotion担当マネージャー。
大学卒業後、世界的冒険教育機関であるOBSの指導者コースJALT受講、その後、OBSインストラクターへ。OEC、国立青少年教育振興機構、市議会議員等を経て現在に至る。1971年静岡県出身。

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