【学校教育支援】中1ギャップを超えて

’18 April.12 中学1年生オリエンテーションキャンプ 帝京大学可児中学校

 学校生活に馴染めない「小1プロブレム」や「中1ギャップ」、そして、中退や不登校が続出する「高1クライシス」、学力形成の上で無視できない「小4ビハインド」などなど…学校には、子ども達にとっていろいろな壁があるようです。その “壁” は、それを感じる個人が、自分で超えて行くべき性質のものなのでしょうが、個人だけでは超えられない場合も多く、そこには何らかの支援が必要になってくるのだと思います。

 今回は、中学1年生(入試組2クラス、小学部からの内部進学1クラス)約100名のオリエンテーションキャンプのレポートです。この入試組2クラス、内部進学1クラスという形は今年度が初めて。つまり、小学部の1期生が昨年度、小学部を卒業し、今年度から中学部に進学して来たのです。学校も、生徒自身も未知の領域…授業の進捗状況が違うことから、全校行事にクラス単位で参加することが多く、学年という枠組みで見るとこの2と1が交わる機会は限られています。

 この2と1を隔てる見えない壁…あるのか、ないのかを含め様々な議論がありました。それが学年、学校、生徒にどのような影響を与えていくのか?EECは、小学部、中学校ともに年間を通して「自分らしさを知り、自分らしく生きる」ための「人間力向上プログラム」で提携していることもあり、このオリエンテーションキャンプでは、その後の「人間力向上プログラム」のキックオフを兼ねて、クラス横断的なチームを作り、様々な体験活動を行いました。2と1を隔てる見えない壁…このオリエンテーションキャンプを経て、どうやら、すぐに超えられそうだということもわかってきました。これを機に学年として、知り合いを増やし、交流・切磋琢磨を通じて “お互いに高め合う関係性” を築いていければ、それぞれの人間力向上に寄与する “場” ができます。結果的に「中1ギャップ」の解消にも繋がっていくでしょう。非日常的な体験プログラムが、日常の学校生活に活かされ、浸透し、深化・日常化していく…EECが大切にしている体験学習の意味がここでも体現できるのではないかと考えています。

 この学年は、7月末のチャレンジキャンプを含め、1年間の「人間力向上プログラム」を通じて、「集団の中で、将来へ向けて 在りたい自分を考える力」を育むために、「課題解決へ向けたコミュニケーションと合意形成」を中心に体験プログラムが展開されていきます。


ベネッセ教育情報サイト

国立教育政策研究所

この記事を書いた人

鈴木 浩之(Hiroyuki,SUZUKI)
有限会社エッセンシャルエデュケーションセンター Sales&Promotion担当マネージャー。
大学卒業後、世界的冒険教育機関であるOBSの指導者コースJALT受講、その後、OBSインストラクターへ。OEC、国立青少年教育振興機構、市議会議員等を経て現在に至る。1971年静岡県出身。

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