登山
2020.06.27
『登山』とは、とっても不思議な行為です。一般的には、山に登ることを楽しみ、山に登ること自体を目的とするスポーツです。山菜採りや狩猟、林業、信仰などの目的で山に登る人もいるでしょう。
「なぜ山に登るのか?」そう問われた時、山頂からの景色、新緑や紅葉を楽しみたい、より高い山、より厳しい季節、より難しいルートに挑みたいなど様々な答えが返ってくるでしょう。それぞれの目的に応じて…。
教育・研修の場面で行われる『登山』は、どうでしょうか?その目的によってどんな山に、どうやって登るかが違ってくるはずです。
とにかく「やり遂げる」「達成する」、その体験から、自分(またはチーム)の可能性に気づくための『登山』であれば、頂上はそれなりに“高い”、道のりはそれなりに“厳しい”ことが必要です。
自分で「やり遂げる」「達成する」のか?チームで「やり遂げる」「達成する」のか?によって登り方は変わってくるでしょう。何れにせよ、ルートは明確に、時には道案内してでも、“登る”ことに集中できる環境であることが望まれます。
もし、チームの課題解決、その過程で起こるコミュニケーション、リーダーシップについて“考える”場としての『登山』であれば、進むべき道にはいくつもの分岐点があったり、道標に頼ることなく地図・コンパスを駆使して登らなければならなかったり…日常のチームが投影されることが必要です。そして、チームにとって、解決すべき、解決したい“課題”であることが望まれます。
投稿者プロフィール
- Sales&Promotion担当マネージャー
大学卒業後、世界的冒険教育機関であるOBSの指導者コースJALT受講、その後、OBSインストラクターへ。
EECの前身であるOECに参画、国立青少年教育振興機構「中央青少年交流の家」、市議会議員を経て現在に至る。
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