課題はとてもシンプル『壁を全員が乗り越えること』です。
壁の高さは身長の二、三人分くらい(3.5m〜4m)です。一人で背伸びしても、ジャンプしても到底越えられない。肩車してもまだまだ足りない。肩の上に立って手を伸ばしてもまだ足りない…。
メンバーの身長、体力、気力、身体能力などなどそれぞれ違って当たり前。メンバーのリソースをいかにグループの強みとして生かしていくのか?それができれば決して解決不可能な課題ではないはずです。
試されないまま否定されるアイデア、とりあえず試みられるアイデア、試行錯誤の中でいろいろなアイデアが生まれては消えていきます。しかし、ここで求められているのは、アイデアを出す知恵や、“正解” にたどり着くための器用さではないようです。
グループによって、最後まで諦めない粘り強さであったり、とりあえず試して見るフットワークの軽さであったり、安全を守りきるというそれぞれの覚悟であったり、本音のコミュニケーションであったり、絶対に超えるという強い意志であったり…様々です。
そして越えなければならないのは、目の前のウォールではなく、無意識に設定している自分の限界、本質にたどり着くことを邪魔しているフィルター、本音のコミュニケーションを阻害している遠慮…そんな自分自身やグループの内にある形のない “壁” なのかもしれません。
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