Essential Survey 導入事例
―データで見る組織の「今」と「これから」―

2025.07.10

お知らせ

株式会社 老祥記様では、組織の現状把握と成長のヒントを得るため、Essential Surveyを導入していただきました。

本記事では、四代目店主の曹 祐仁様に、導入の背景と効果についてお話を伺いました。

会社名株式会社 老祥記 https://roushouki.com/
設立1915年
事業内容飲食店
本社所在地  神戸市中央区元町通

導入のきっかけ:客観的な組織分析ツールへの潜在的ニーズ

EEC副島

こんにちは。本日はお忙しいところお時間いただきありがとうございます!
まずは、Essential Surveyを導入いただいた背景についてお聞かせいただけますか?

これまで社内で独自のアンケートを実施し、従業員のモチベーションやエンゲージメントを把握しようとはしていました。

しかし、自分たちで作成するアンケートは、どうしても主観的な質問になりがちで、網羅性や客観的な分析に課題を感じていました。また、私が作成したアンケートだと回答者が正直に答えにくいのでは…という懸念もありました。

客観的に分析してもらえるツールがあれば良いと潜在的に感じていたところに、お声がけいただいたので、導入を決めました。

結果から見えた組織の現状:圧倒的なエンゲージメントの高さを実感

EEC副島

実際にEssential Surveyを実施して、どのような発見がありましたか?

良い発見としては、「エンゲージメント」が非常に高かったことです。

中でも「今後も今の会社で働き続けたいと思う」という項目が、全指標の中で最も高い数値を示していたのは喜ばしいことでした。

私たちが最も大事にしている、「長く働き続けてもらいたい」という思いが、実現できていることをサーベイの結果を通じて実感することができました。

EEC副島

そうですね。エンゲージメントでは、他にも「現在の仕事はやりがいがある」や「誇りを持って人に伝えられる」といった項目も高く、働き続けたいという気持ちの根拠になっているのかもしれませんね。

また “家族経営” という社風を謳っていることも、このような結果に繋がっているのかもしれません。

EEC副島

そういった曹様の思いが、社員の皆様に伝わっているのは大変素晴らしいことですね。

今後はエンゲージメントが高くなっている理由を更に深堀りしてみたいと思いました。

見えてきた課題:「心理的安全性」と「多様性」

一方で、課題も見えてきました。これらについては、ある程度予想通りでしたね。
「なんとなくそうだろう」と感じていたことが、数字で示されることで、説得力が増し、納得できました。

EEC副島

具体的にはどのような課題が見えてきましたか?

「心理的安全性」と「多様性」ですね。

「心理的安全性」については、社風として「昔から守られてきたものを同じようにやっていく」ことが、影響していると思います。
「昔から守られてきたものを同じようににやっていく」ということは、「伝統を守り、良いものを作り続けられる」という一方で、「色々なことを変えちゃダメ」と映ってしまうような、表裏一体の関係にあると思います。

これは、今のビジネスモデルを守る上で、そうならざるを得ない部分もあると感じています。

「多様性」については、課題として認識する一方で、多様性を確保することが、自社にとって必要かどうかを考えるきっかけを頂いたという感じですね。

今後のアクションと展望:Essential Surveyの継続的な活用

EEC副島

今後、サーベイの結果をいろいろな場面で活用していただければと思いますが、いかがでしょうか?

先日、ちょうど面談があったのですが、サーベイの結果を踏まえながら話しをすることができました。

EEC副島

さっそくのご活用ありがとうございます!
ぜひ、経営計画や採用にも活かしていただけたらと思っております。

そうですね。採用でもサーベイの結果は活かせると考えています。社員の多様性が広がることを意識して、採用に臨むなど、活用できる場面、方法を検討してみます。

EEC副島

他にも、定期的に実施する という活用方法もありますよ。

定期的に実施していただくことで、社員さんの変化を追うことができます。
また、経営計画でEssential Surveyの数値変化を目標に掲げていただくと、その目標の達成度や施策がフィットしていたかなど検証することができます。

Essential Surveyの魅力:客観性と個別化されたフィードバック

EEC副島

最後に、他の企業にEssentialSurveyをおすすめできるポイントがあれば教えてください。

客観的に数値やコメントとして結果を示してもらえるというのは大きいですね。


EECさんは弊社のこれまでの取り組みや状況をわかっていただいており、特に、EG(エマジェネティックス®)を共通言語として、一歩踏み込んだフィードバックをしていただけるという点も良かったです。

まとめ

株式会社 老祥記様は、Essential Surveyを通じて、働く皆様のエンゲージメントの高さを認識されるとともに、「心理的安全性」や「多様性」といった課題を定量的に知ることができたそうです。

今後、サーベイの結果に基づいた対話や採用活動を通して、組織のさらなる成長と進化に役立てていただければと思います。

Essential Surveyは客観的に組織の今を「見える化」することができ、より良い組織を作っていくための重要な一歩目となります。

組織の課題解決と成長をサポートするツールとして、今後も様々な企業で活用されることを願っています!

Essential Surveyの詳細は、専門ページをご覧ください。

投稿者プロフィール

副島理恵子
副島理恵子
EE事業部ディレクター

大学在学中は、社会福祉の分野を専攻しながら、野外教育の指導ボランティアを経験。大学卒業後、本格的に野外教育の世界へ。

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