本質を視る | Essential Education Center

本質を視る

教育、人材育成に関わる皆さんは、どのように自分たちの関わった教育・研修の成果・効果を測っていますか?

教育・研修の目的により、変わってくるとは思いますが、“成果・効果” は、テストで点数化できるようなものもあれば、非認知スキルのように測りにくいものまで様々だと思います。何れにしても測ることと見える化が大切です。

EECでは、成果・効果を測る為に、自己意識調査、帯同するファシリテーターの観察、ふりかえりでの発言や対話の記録、ワークシートへ書かれたことのテキストマイニングなどなど様々なアプローチをしています。

何が成果か?どう測るのか?

かつて不登校など悩みを抱える青少年を対象としたキャンプを受託していた時期がありました。キャンプに参加した人達が帰って行く日常(家庭、学校、地域)で、キャンプでの気づきや学びがどう生かされているのか?教育効果の持続性、日常への転換は重要な関心事でした。今でもそれは変わりません。

キャンプに参加した悩みを抱える青少年が、キャンプ後に学校へどのくらい復帰したかという点では、相当な効果を上げていたと思います。しかし、それがキャンプの成果・効果かと言われると、正直、疑問に感じるところがありました。

そのキャンプでは、既存の自己概念や自己効力感と言われる調査もしました。それらの数値は、キャンプ前後を比較すると劇的に向上しますが、3ヶ月後には元通り、人によっては数値的にキャンプ前よりも下がってしまうということもありました。

キャンプに参加した子ども達が、キャンプ期間中にいくら成長したとしても、帰って行く日常でキャンプでの気づきを生かして、成長できなければ意味がありません。

キャンプだから「できたこと」、キャンプだから「できなかったこと」は少なく、日常が反映されているに過ぎません。しかし、キャンプ期間中に「できるようになったこと」は、キャンプの成果・効果だと言えるでしょう。それは “自己内観力” と “自己変革力” という言葉に集約されていく気がします。

自分と向き合う、自分に問いかける

“自己内観力” とは、いろいろな場面で「自分は何を感じてるのだろう?」、「どうしてこうしているのだろう?」、「自分はどうしたいのか?」など自分自身に問いかけること、またその深さであったり、真摯さであったりを表しています。そして、気持ちや感じたこと、気づきなど自分の内面で起こったことについて言葉で表現したり、他者に働きかけたり、実際に行動したりする事が “自己変革力” です。

EECは、目に見える結果を “コンテント” 、行動、表情、態度などを “プロセス” 、そして、目に見えない本質的な部分を “エッセンシャル” と呼んでいます。どんな気持ちを抱いたのか?内面にどんな変化があったのか?どのくらい自覚しているのか?この先、どれほど意識して日常生活を過ごせそうか?などなど、見えない部分(その人自身にしかわからない部分)に、目を向けることが必要です。この “エッセンシャル” に目を向け、自覚させ、自分らしさ、在りたい自分を探す力を育んでいます。

この記事を書いた人

鈴木 浩之(Hiroyuki,SUZUKI)
有限会社エッセンシャルエデュケーションセンター Sales&Promotion担当マネージャー。
大学卒業後、世界的冒険教育機関であるOBSの指導者コースJALT受講、その後、OBSインストラクターへ。OEC、国立青少年教育振興機構、市議会議員等を経て現在に至る。1971年静岡県出身。

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