知識のアップデート

2019.05.27

お知らせ

先週は、広い範囲で高気圧に覆われ、5月だというのに各地で猛暑日(最高気温35℃以上)、真夏日(最高気温30℃以上)、熱帯夜(最低気温が 25℃以上の夜)など、夏を思わせる暑い一週間でした。

北海道で全国の5月最高気温記録を更新、40℃近くまで気温が上がったようです。それと同時に “熱中症” に関するニュースも多く聞かれました。

このような異例の暑さの中、EECでは、学校や企業などの野外研修がありました。研修には医師の方が参加されており、空き時間に熱中症についてお話をしました。今回は、そこで伺ったことを中心に熱中症について書きたいと思います。

春でも “熱中症” 対策

これまで運動会や体育祭といえば秋の行事でした。晴れた日が多く、涼しくなる9月〜10月に運動会をすることが多かったように思いますが、最近では、春に運動会をするところが増えています。他の行事との兼ね合いもあるようですが、暑さ対策(熱中症対策)というのがその理由です。

しかし、5月で猛暑日や真夏日がこれだけ出現すると、運動会を春に開催することは、熱中症対策にならなくなってしまいます。身体が暑さに慣れていない春は、特に熱中症に注意が必要だとも言われていますので、なおさらです。

“水分補給” のポイント

 

熱中症にならないために「のどが乾く前にこまめに水分補給をすることが必要」だと言われます。水分補給が重要であることはわかっていても、どの位の間隔で、どの位の量の水分を補給しなければならないかなど具体的なところまで知らなければ意味がありません。

野外研修などの場面では、指導者などが具体的に説明・指示をする必要が出てきます。前述の医師は、水分を摂るように声をかけ、自主性に任せるのではなく、しっかりと水分補給の時間をとらなければならないとおっしゃっていました。そして、「1時間で体重の5%」という必要量の目安も教えていただきました。体重60kgの人ならば、300mlが1時間あたりに必要な水分量だそうです。

炎天下や湿度の高いところでの活動を想定した場合は、1時間で体重の6%〜7%くらいは必要だと思います。

必要水分量(ml)=体重(kg)×行動時間(H)×6~7(ml)

体重60kgの人であれば、1時間活動した場合、360ml〜420mlが必要水分量ということになります。一気にそれだけの量を飲むよりも、30分で半分を飲むなど、こまめな水分補給を心がけたいものです。

ただし、水分なら何でも良いということでもありません。コーヒーや緑茶などのカフェインが多く含まれている飲み物、アルコール類は利尿作用があるので適しませんし、汗をかくと、水分と一緒にミネラルやビタミンも失われますので、水分補給だけではなく、ミネラルも補給する必要があります。スポーツ飲料は水分とミネラルを同時に補給できますが、物によっては糖分が多く、飲みにくさを感じる人もいると思います。そういう人は麦茶のほうが良いでしょう。また、最近では熱中症対策の飴なども出回っているので、携行することも有効です。

参考:登山情報サイトYamakei Online

知識のアップデート

熱中症とは、体温が上がり、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温の調節機能が働かくなったりして、体温の上昇やめまい、けいれん、頭痛などのさまざまな症状を起こすことです。症状と対処方法に関する知識も再確認、アップデートしておく必要があります。

野外での活動では、炎天下で活動せざるを得ない状況があったり、休憩するにも日陰がなかったりと厳しい環境が予測されます。水分補給だけではなく、帽子をかぶる、タープで日陰を作るなどの対策も必要になります。備品などハード面のアップデートも必要です。

最近では、気象情報などと一緒に、暑さ指数(WBGT)という指標が紹介されることがあります。これは、人間の熱バランスに影響の大きい気温、湿度、輻射熱、風から導き出される指標だそうです。テレビの天気予報などで「運動は原則中止」とか「激しい運動は中止」などの言葉を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?実際に活動を中止できなくても、危険性として認識しておくことは大切だと思います。

参考:環境省熱中症予防情報サイト

今回、“熱中症” についてブログに書くことを通じて、安全に関することはもちろん、それ以外のことについても、常に最新の情報に触れ、知識をアップデートする必要性を感じました。

ブログを書くことの意味は、実はここにあるのかもしれません…。

投稿者プロフィール

鈴木浩之
鈴木浩之
Sales&Promotion担当マネージャー

大学卒業後、世界的冒険教育機関であるOBSの指導者コースJALT受講、その後、OBSインストラクターへ。
EECの前身であるOECに参画、国立青少年教育振興機構「中央青少年交流の家」、市議会議員を経て現在に至る。

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