ウェビナーで “相互作用” を創る、紡ぐ

 全国一斉休校、外出自粛、テレワーク、ワーケーション…。この半年くらいで、生活が大きく変化しました。EECでも、従来の体験型の研修、集合研修ができなくなり、オンラインでの研修(EECウェビナー)を開発・公開しました。今回は、EECウェビナーについて、書きたいと思います。

学校に寄せたオンライン化の波

 コロナウィルスの影響による一斉休校では、ほとんどの学校が “休校” になりました。学校がいつ再開できるか、されるかわからない状況で、オンライン授業の整備が進みました。大学では殆どの大学がオンライン授業を実施した(実施している)ようですが、高校生以下では、地域差や公私の差などもあり、オンライン授業の実施率はかなり低いようです。

 小中学校、高校では、環境整備が進んでいないこともオンライン授業の実施率が低い理由ではありますが、学校における教育活動が、一か所に集うこと、そこに集った人同士の相互作用を成長の源泉にしていることが、急に感染症の拡大、緊急事態・休校という状況下でも、オンライン授業がなかなか実現しない要因だと思います。

 知識伝達という部分では、ほとんどの事がオンライン(+自習、自学)で完結すると思いますが、先にも述べた「人同士の相互作用」、そこから生まれる価値をオンラインで実現することに大きな壁があります。

 一方で、大学の大人数の講義では、オンライン化されたことで「質問が増えた」という声をよく聞きます。これまでの講義では、先生から学生個人個人に発せられるベクトルの距離が長く(物理的、心理的)、当事者意識を持ちづらかったのだと思います。

 それがオンラインになって、物理的距離は格段に増えているのに、心理的距離は縮まり(画面が近い)、当事者意識が醸成されやすくなった、先生が身近に感じられるようになったことで「質問が増えた」のだと推測します。

企業に寄せたオンライン化の波

 いろいろな統計情報を見ると、企業においては、コロナウィルスの影響で約3割の人がテレワークを実施したということです。ただ、緊急事態宣言が解除されて、徐々にその割合は減少しており、通勤、出社という形態に戻りつつあります。

 人と直接会う必要があるのか、ないのかが吟味され、会議、商談などのオンライン化は一気に進みました。移動にかかるコストは、だいぶ削減されます。(交通、宿泊、飲食に関わる企業にとっては、とても厳しい状況ですが…)名刺交換も画面に写ったQRコードをお互いにスキャンするという形が定着しつつあります。

オンライン化の波に揉まれる

 一方で、オンライン化できない、しにくい企業活動の中に、社員教育・研修があります。

 業種・業態に応じた専門知識・技能の伝達と習得という(概ね)一方通行、講義中心の社員教育・研修であれば、ある程度のことであればオンラインで完結できると思いますが、社員教育・研修は、それだけではありません。

 企業研修のテーマとして掲げられているチームビルディング、リーダーシップ、コミュニケーション、マネジメント…など、頭でわかっても(講義を受けても)、それを試す、検証する、実践するという過程を経ること、またその過程で参加者同士の相互作用が重要な位置を占める分野の社員教育・研修では、オンライン化が難しいのです。

相互作用のオンライン化に挑む

 なぜ、チームビルディング、リーダーシップ、コミュニケーション、マネジメント…などの研修のオンライン化が難しい理由は、オンラインでは、相互作用が作りにくいことにあります。

 オンラインでは共通の体験がしにくい、よく「寝食を共にする」とか「同じ釜の飯を食う」などと表現される部分です。

 また、顔色、仕草、態度、表情など非言語的な情報がオンラインでは格段に減り、参加者相互のコミュニケーションが細くなると同時に、自分の振る舞い(発言、行動)が、他者にはどう映っているのか?どう感じているのか?そもそも真意は伝わっているのか?という自分自身の成長にとって重要な情報が入ってきにくくなります。

 これまでオフラインの研修、集合研修、体験型の研修でそれらの目に見えない相互作用、その価値・重要性を認識しているからこそ、そこに着目したオンラインでの研修(EECウェビナー)を開発しました。

ファシリテーターの重要性

 もう一つ、オンライン研修で見落とされがちな点について…ここもEEC-Webinarの開発で着目した点です。それは、ファシリテーターの存在です。

 ファシリテーターという言葉、最近はその意味を理解しているかどうかは別にして、いろいろなところで聞くようになりました。

 ファシリテーターの重要な役割の一つに、参加者同士の相互作用(化学反応)を創り出す触媒としての役割があります。

 これまで、参加者の間で自然発生的に生まれていた(生まれやすかった)相互作用を、オンラインでは相当意識する必要があります。扇の要になって伝達する、仲介するという意味ではなく、“触媒”としての役割を意識するということです。

 そこを意識してオンラインでの研修(EECウェビナー)を開発しました。

EEC-Webinarへの招待

 これからも「オンラインコミュニケーション」「オンラインチームワーク」「Web会議ファシリテーション(ファシリテーター育成と実践)」をリリースしていきます。

 企業の研修担当者様、Web会議の主催者様、協業希望の企業様を含め、テレワークが進められているこの状況下で、多くの方にEECウェビナーが届くこと、その学び・気づきが活かされることを…こちら(EECホームページ「ウェビナー」)から御覧ください。

この記事を書いた人

鈴木 浩之(Hiroyuki,SUZUKI)
有限会社エッセンシャルエデュケーションセンター Sales&Promotion担当マネージャー。
大学卒業後、世界的冒険教育機関であるOBSの指導者コースJALT受講、その後、OBSインストラクターへ。OEC、国立青少年教育振興機構、市議会議員等を経て現在に至る。1971年静岡県出身。

コメント

タイトルとURLをコピーしました