体験学習と脳の発達
2021.03.25
先日参加した勉強会で興味深いことに出会いました。そのことについてブログにしたいと思います。
対象者理解
私たちはプログラムを企画する際、対象者理解を行い、その対象に合ったオーダーメイドプログラムを提供しています。いわゆる一般的に言われている年齢、身体的精神的発達。 他にはEECオリジナルの自己意識調査、学校や企業の担当者の方とのヒアリングなどなど、様々な方法で最大限の対象者理解を行います。脳の発達
そこで、先日出会った『脳の発達』についてです。かなりザックリいうと、人の脳は生まれてからどのように発達し、いつ発達が止まり、退化していくのかといった内容でした。 そこで思ったのは、「脳の発達と私たちが提供しているプログラムはフィットしているのか?」ということです。特にEECのプログラムでは、『EssenntialEducationモデル』という手法を使っています。 “体験から気づき→考え→次へ繋げ→違う場面で試みる” というステップを経て、体験から学び、日常へ活かすといった手法です。ポイントでいうと、人の “目に見える部分(業務や結果)” と “目に見えない部分(考えや思い)” 両方に目を向けるというところがポイントになります。 脳の発達の話を聞き、思考することや次へ繋げるための一般化など、対象者に無理をさせていないか改めて考えてみようと思いました。そして、年齢に応じて今一度EEモデルを分解し、私なりに整理してまとめてみます。(お見せできるものになったらブログで公開します。)考える、作り込む、その先に…
ここまでは対象者理解の話をしてきましたが、理解できて完璧なプログラムを作れたからといって、完璧にプログラムを提供できるかというとそうではないと思います。なぜなら、提供する相手は “人” で、一人一人成熟度合いは違います。また、人と人の関わりの中で、こちらが予期せぬ出来事が起きるのは当たり前です。むしろそこに参加者が成長する機会が生まれたりするなど意味があるとも思います。 何が言いたいかというと、準備は万全に挑みますが、現場では理論や根拠だけでなく、その場・その瞬間で起きることに対応しなければなりません。最後は “人として” が問われる。 それが、EssenntialEducationを提供する私たちの価値であると信じて、私自身も貪欲に成長したいと思います。投稿者プロフィール
- EE事業部ディレクター
大学在学中は、社会福祉の分野を専攻しながら、野外教育の指導ボランティアを経験。大学卒業後、本格的に野外教育の世界へ。
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