子育てしたことない私が “子ども” を語る…
2019.07.17
最近、小学1〜3年生くらいの子どもたちを見ていて、ふっと思った事があります。それは「徹底的に遊んでいるのか?」
ふざけているようで真面目な話。個人的に、“ 徹底的に遊ぶ ” ことは、何歳になっても必要なことだと思っています。幼少期は特に…。そんなことを思った出来事について語ってみたいと思います。
許可重視系児童
私は「思いっきり遊ぶぞー!」、「一番楽しんだ人の勝ちー!」などと言いながら、小学校低学年を対象に “川遊び”、“山遊び” といったプログラムを行っています。
自然の中で自分で遊びを見つけられる、無構造な環境。それなのに「〇〇して遊んでいいんですか?」、「あっちへ行ってもいいんですか?」と頻繁に聞かれます。こちらも遊びモード全開で「もう、いちいち確認しないで、好きにして!」という感じになってしまいます。
なぜ “許可重視系” ?
許可を求めてくるのは、子どもたちがたくさんの制限の中で生きてきているからではないかと思います。“遊ぶ場所”、“自転車に乗って出かけて良いエリア”、“ゲームの時間”、“通学路”などなど。
このような制限が積み重なって、“許可重視系子ども” が育まれるのではないでしょうか?もちろん、いろいろな制限は、子どもが巻き込まれる物騒な事件や悲惨な事故から子どもを守るためだということも十分理解できます。
でも、制限の中でしか生きたことのない子どもから、制限をとったらどうなるでしょう…?大人になっていきなり「あなたの人生でしょ」と自由にされて途方に暮れるのは、子ども自身であるような気がします。
どこまで自由にさせられるか?そのために大人は何ができるか?なかなか答えの出せない、永遠の課題であるような気がします。
“徹底的に遊ぶ” とどうなるの?
私が様々なプログラムで低学年の子どもたちを見ていて、集中力、好奇心、想像力、創造力、探求力などなど、こういった力は『自発的』に育むことができると思います。与えられるものではなく、沸き出す、開花するといった感じでしょうか?
子どもの頃の “徹底的” な遊びは、自分の人生を自分自身で生きていく力になると信じて、今後も(真面目に)一緒に遊んで行こうと思います!
投稿者プロフィール

- EE事業部ディレクター
大学在学中は、社会福祉の分野を専攻しながら、野外教育の指導ボランティアを経験。大学卒業後、本格的に野外教育の世界へ。
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