先日、小学生と“沢登り”を行いました。そこで子どもたちを見ていて感じたことについてブログを書きたいと思います。
皆さんに質問!
先日の沢登りは、小学校3~4年生の子どもと行きました。命綱をつけなければ登れない滝もあります。その滝を見た子どもが「難しそ~」と言っていました。
必死の形相で登り終え一息ついて、私が感想を尋ねると「死ぬかと思ったー。あの滝、難しかった!」と言いました。
…皆さんは、どこか引っかかるポイントがありましたか?
私が引っかかったポイント
私が引っかかったポイントは、「難しい」というリアクションです。
“自分の背丈よりも高い滝の中、水をかぶりながら登る” そんな状況を目の前にして「難しい」というリアクションをしたこと違和感を持ちました。
おそらく、今までにないリアクションだったからというのと、私だったらそういうリアクションにならないから違和感を持ったのだと思います。(もちろん、良し悪しの話ではありません。)
“言葉”の背景を考える
まず「難しい」という言葉、私だったらどういう場面で使うか。
例えば、お堅い本を読んだ時、テストの問題を見た時、狭い駐車場に駐車する時などなど。主にテクニカルな部分に障壁がある時に使っているように思います。
ここからは推測ですが、子どもにとって滝を登ることが「登りたい」という単純な思いではなく、「上手くこなせるか」、「上手く登ることができるか」という意識が無意識的に働いたのかもしれません。
普段から「失敗しないように、上手くこなそう」といった思考をしていると、滝を見ても「難しそう」といったリアクションになるのかなと思いました。
もう一つ推測できることは、私の関わり方が影響しているかもしれないということです。
私が “登る” ことを良しとした伝え方をしていたとしたら、「上手く登ることができるかな」と思い、「難しそう」というリアクションになったのかもしれません。
たった一言、されど一言
私がこの「難しい」に引っかかったのは、一週間以上前です。こういった些細な一言にどれだけ引っかかって考えることができるかは、自分の力に繋がっていく一つだと思っています。引き続き、子どもの“リアクション”にはアンテナを張っていきたいと思います。
皆さんも、相手の何気ない一言や一瞬の表情へ耳を目を傾けてはいかがでしょうか。そこから相手の“素”がみえるかも知れません。
この記事を書いた人

- 有限会社エッセンシャルエデュケーションセンター EE事業部ディレクター。長崎純心大学在学中は、社会福祉の分野を専攻しながら、野外教育の指導ボランティアを経験。大学卒業後、本格的に野外教育の世界へ。1989年長崎県出身。
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