新しい時代の“自由”

 先日久しぶりに小学生のプログラム(オフライン&野外)を行いました。夏ならではの『いかだ』というプログラムです。その時に感じたことについて、ブログにしたいと思います。

感染症&熱中症

 当日は晴天で、子どもたちも、私自身も今年初の日焼けと言っても過言ではない状況だったので、熱中症にはかなり気を使いました。

 さらに『マスクを外したら、外でも人と2m離れ、会話してはいけない』という感染症対策のルールがあったため、苦渋の決断でマスク着用のままプログラムを進めました。真夏にマスクをはめた子どもたちが “いかだ” を作るといった様子は、違和感しかありませんでした…。

窮屈な自由

 「ソーシャルディスタンス」や「無言のお弁当」、「水分補給」、「塩分チャージ」…これほど注意喚起をしたことはありません。安全上の注意なので仕方のないことです。

 しかし、ソーシャルディスタンスを保つために、“いかだ” 自体の大きさにも制限が生まれてしまうことにはとても抵抗がありました。感染症対策により生まれた制限は、子どもたち自身で考えたり決めたり試してみたりする余白が無く、子どもたち自身の想像の範囲を超えていかないような気がしてなりません。

 想像を超えていかないということは、ある決められた枠から出ることなくそれ以上可能性が拡がらないといったイメージです。これまでと比べてしまうこと自体がナンセンスでしょうか?

新しい時代で私に何ができる?

 今回のプログラムが悪かった訳ではありません。子どもたちの様子を見ていると、トリッキーな形の “いかだ” を作っていたり、その過程で工夫したり、メンバーと一緒に考えたり、モメたり、結局 “いかだ” が完成しなかったり…色々なことは起きていて、その中で子どもたち自身感じたこと、気づきが沢山ありました。

 しかし『より安全に』を意識しすぎると、結果的に子どもにとっては『強制』になりかねないと思います。この点に関してはこれまでも気をつけてきましたが、推奨されている新型コロナウイルスの感染症対策がある以上、一段と気をつけなければいけません。

 安全も守った上で、より教育効果のあるプログラムを提供していきたいと思います。そのために、プログラム作りの際は「今まで通りのことにどんな改善をすれば良いか」ではなく、「ゼロから考える」というスタンスで挑んでいきたいと思います…!

この記事を書いた人

副島理恵子(Rieko,SOEJIMA)
有限会社エッセンシャルエデュケーションセンター EE事業部ディレクター。長崎純心大学在学中は、社会福祉の分野を専攻しながら、野外教育の指導ボランティアを経験。大学卒業後、本格的に野外教育の世界へ。1989年長崎県出身。

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